生産物を流通させる上で箱の見た目もさることながら、中の商品が物流段階で劣化せぬようにガードする役割が出荷箱には御座います。
箱詰め ⇒ 運送店引き渡し ⇒ 途中数ヵ所産地集荷 ⇒ 途中数ヵ所市場荷降ろし ⇒ 何番目かに弊社到着 ⇒ 到着後品目別仕分け ⇒ 時間前取引成約 ⇒ 買参人別分荷 ⇒ 搬出 ⇒ 購入店舗到着と、出荷から到着まで非常に長旅となります。商品品質を維持する上で出荷箱の果たす役割はなんと!大きいことでしょうか。
これから勤め先も定年退職でお花の生産を始めようと思うのだけど、どんな箱が良いかな~?
古くからお花屋さんは「水揚げの技術があるから花屋なんだ!」なんて先輩生花店様に伺ってまいりました。近年は場所と時間を取られず、持ち帰ってすぐに売れる湿式立箱の荷姿が好まれる傾向に御座いますが、品目によっては乾式でも湿式でも、以降の観賞期間に殆ど差がないものも実験結果から見えてきております。
カラー刷りの綺麗な箱、厚くて丈夫な段ボール、撥水加工され湿式立箱仕様など。豪華な箱も良いですが、生産されている品目のスペックに合わせた出荷箱を選択する事が大切です。中身の品質をキープできないような出荷箱はお勧めできません。
上記画像は千葉県から自社トラックで持ち込まれる生産者の大野さん。買い易い10本~20本束でスリーブ巻いて、出荷箱用いず裸の状態で持ち込まれます。市場に用意した持ち込み生産者用の水を張った桶に浸け、終われば千葉県まで帰って行かれます。ご本人は鮮度にこだわり、少しでも花本来の立てた状態を保つことでストレスを軽減し、付加価値をキープしたいと考えてらっしゃいます。トラックから降ろし、桶に浸ける前に最終品質チェックを行い弊社従業員へ手渡してまいります。
色んな形態があって良いと思います。品目特性や入数・流通単価・販売先の需要に応じたお花屋さんの利便性も同時に考えなければなりません。トータルで三方良しが保てるお取組みを進めましょう。
具体的にどんなサービスなの?
新規出荷者様や荷姿改善をご検討の方に、日本花き卸売市場協会で推奨された横箱規格を基準とし、花き物流に最適な箱サイズ、荷姿をご提案いたします。輸送中の保水方法なども合わせてご相談ください。
◆ 提案対象:生産者様、買参人様
◆ オススメ:物流効率化のために荷姿を再検討したい!
生産を始めて出荷箱がまだ準備で来ていない生産者様。近年物流コストが高止まりし、トラックへの効率的積載を求められる時代となりました。大田花きでは商品保護の観点も勿論重要ですが、トラックへの積載効率を考慮した箱の寸法を市場協会で議論し、推奨ダンボールをご提案出来る体制を整えております。出荷者はもとより輸送業者の効率化にも寄与して参りたいと考えておりますので、ご興味がおありの生産者様や農協ご担当者様、輸送業者様におかれましてもお気軽にお問い合わせ頂きましたら幸いです。
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